民主主義なのよー、難しいのよーッ。
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「マンデラの名もなき看守」という DVD を嫁が買ってきて ..... 日曜日に観ました。

題名の通り、アパルトヘイト下の南アフリカ共和国で、投獄されていたネルソン・マンデラの担当となった看守が ANC(アフリカ民族会議)が制定した「自由憲章」を読むことでマンデラに傾倒していく様を描いている。

白人政府は「南アフリカにはたくさんの民族が住んでいて、それぞれ違う伝統や文化・言語を持っており、それぞれの民族が独自に発展するべきだ。アパルトヘイトは差別ではなく、分離発展である」と表向き主張した。しかし、狙いは少数の白人による政治的経済的特権を維持し、安価な労働力を非白人から供給することにあった。

80年代後半、国際社会から激しい非難を浴び、貿易禁止などの経済制裁を受け、経済的に行き詰まった結果、「人類に対する犯罪」とまで言われたこの制度は完全撤廃された。

でも、これは「帝国主義時代」の「植民地政策」と全く同じ考え方で、「植民者は被植民者より優れており、近代化に必須の経済基盤・政治基盤を発展させることに繋がるので、被植民者にとって利益になるのだ」 ..... アメリカを始め先進諸国が当たり前に国策として、ついこの間までやっていたことである。

その後 .....

アパルトヘイトが廃止され、ネルソン・マンデラが大統領となって新政権が樹立された。

マンデラは民族和解・協調を呼びかけ、アパルトヘイト体制下での白人・黒人との対立や格差の是正、黒人間の対立の解消、経済制裁による経済不況からの回復に努めた。

しかし、実施機構整備の遅れ、財源不足、人材不足から達成するにいたらず、特に黒人への富の再配分の実施は遅れ、失業は増大し、社会犯罪は激化した。このことが先進諸国からの投資や、企業進出を妨げる要因となっている。このような状況から黒人の新政権への不満が高まることになった。

その後、ターボ・ムベキが新大統領に就任した後も状況は変わらず、失業率は3割を超え、犯罪率も高く、またエイズが蔓延している。

現在では、多くの白人たちがこの国を離れ、残された人々は混乱の中で暮らしている。美辞麗句が散りばめられた運動の結果は、皮肉にも国民の幸福には繋がってはいない。

..... だから、

「総ては教育なんだ!」と思う。

人間は創られるものであり、ちゃんとした教育を受けなければ人間にはなれない。
民主主義が行われるためには、国民が人間でなければならない。

無知蒙昧の群れには方便(お釈迦様がつく嘘である)の方が役に立ち、人民のことをちゃんと考えてくれる君主がいる方が穏やかで安定した生活が約束される。

..... 人間になるように頑張らねばならないのです。

背広を着てネクタイを締めていても、紳士と呼べる人がどれぐらいいるのだろう?

ダメだ、背広も着てないし、ネクタイも締めていない!

(夫)
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by noru_nao | 2009-06-15 17:06 | 街のあれこれ | Comments(5)
Commented by ぴんから弟 at 2009-06-17 17:36 x
最近兄さまの怒りはワールドワイドになって来ましたねえ。

人間にも紳士にも完成型はありません。完璧な人なんか絶対いません。
なろうとする気持ちや課程が大事なんだと思います。大事な人に対する、無償の愛のような気持ちをみんなが持てれば、世界は平和になるのになあ...と最近良く想います。
Commented by 事務局長 at 2009-06-17 22:26 x
ぴんから兄弟様のご意見に、至極同感。
最近の思いとして、まわりへの「思いやり」がなさすぎる。
Commented by ぴんから兄 at 2009-06-18 11:49 x
>ぴんから弟さん
「なろうとする気持ち」、「志」ですね。同感です!
あと、身内や知り合いには優しい気持ちを持てるのですが ..... 心が狭いのです。
Commented by at 2009-06-18 12:30 x
>事務局長さん
今週末、06:30 白石夢の橋スタートでエルフィン・ロードを北広島までという「朝練」があります。 行きませんか?
Commented by 事務局長 at 2009-06-18 20:36 x
お晩です。
明日の仕事次第ですが、ちょっと難しそうです。
明日は、撮影の他、画像処理やら、写真展の準備やらありまして。
折角のお誘いですが、すみません...... m(__)m
元気が回復すれば、日曜日なら、可かも、です。
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