ぐぅちゃんのこと。
早いもので、ぐぅちゃんが逝って今日で一年経ちました。
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ブリーダーさん宅で売れ残っていた生後100日の子犬は、まっすぐ走ってきて、なんの躊躇もなく私の身体に手をかけて甘えました。
次の犬の血統は・・・・親犬を見てから・・・・毛色は・・・・
などと目論んでいた私の計画は、彼のたったそれだけのしぐさで全部ぶっ飛びました。そのまま車に乗せて、途中で宿泊した横浜の「ホテルニューグランド」のお皿から「GRAND」の名前をもらって、はるばる連れ帰ったのは12年前の秋でした。

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ぐぅは無邪気で素直で、でもおばかで間が抜けていて鈍くさくて、人を疑うことを知らない天真爛漫なキャラクター。おとーさんの手にじゃれついて、遊んでもらうのが大好きでした。

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私が隠れるといつでもどこにでも必死に探しに来てくれたぐぅ。頭のいいケイオスが「どーせすぐに出てくるさ」と泰然としているのと対照的に、パニックになりそうな必死な目で追ってくるおばか加減が愛おしかったものです。

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ケイオスが逝って一年あまりの間に急に老け込んで患ってしまいましたが、最後までその無邪気な性格は変わりませんでした。

まだ回復すると淡い期待を抱きながら、主治医にぐぅの治療方針を相談しに行った日。
「あのコはあとどれくらい頑張れますか?」の問いに「ぐぅちゃんはもうこれ以上ないくらい頑張っているから、あとはおかーさんがどこまで頑張れるかだよ」と答えた先生の言葉に、私の覚悟はできました。苦しそうな様子を見せたら眠らせてあげよう、と。

仕事を抜けてぐぅを看てくれている夫さんが待つ家に着いて、15分? 30分? 静かに眠っている顔を撫でながら見守っていると、彼の呼吸が大きく速くなり、間もなく止まりました。心の準備ができたその日に、家族が揃っているときを選んで、私に安楽死のつらい選択をさせずに、ぐぅは自分で眠りました。これは彼の意志だったのだと、今も信じています。おばかだったはずのぐぅちゃんは、最期にはこんなにも通じていたんだと立証して去っていきました。

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若く、華やかなりし頃のぐぅ。夫さんの写真を拝借してきました。ほんとうに美しいコでした。

台所に立つ私の足下に寝転がって邪魔をしてくれたり、玄関のタイルが寝床だったり、おとーさんの食べる果物をねだったりしていたぐぅ。それらの習慣を、今はぼのがすっかり受け継いでいます。ぼののこんなちっちゃい身体に、大きなぐぅが乗り移ってるのかと思うと、「窮屈だろーさ」とおかしくなってしまうのですけれど。

(妻)
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by noru_nao | 2011-09-30 16:28 | 犬のこと | Comments(4)
Commented by at 2011-09-30 16:31 x
そっかー、もう1年か .....
早く帰りたいのだけど、チョッと遅くなるかも知れない?

グラン、ケイオスにも、会いたいなぁ。
Commented by ぴんから弟 at 2011-09-30 19:09 x
僕、子供が出来てから涙もろくて...そうですか、もう一年経ったんですね。一度しか会えなかったけど、ママっこなのはわかりました。うちのジュニアとも遊ばせてあげればよかったなあ。

ぐうちゃんはお空から顔を出しませんでしたか?
Commented by at 2011-09-30 23:39 x
本当に時が経つのが早いです。歳をとったせいもありますねぇ^^;
ケイオスもグランも子供が大好きだったので、ジュニアならきっと上手に遊んでくれたでしょうね。残念です。
Commented by HIRO at 2011-10-01 20:50 x
それは京都からの帰りの伝説ですな♪

ケイオスんとこは帰りに《座敷童子》が乗り込んだと!

懐かしさに、涙腺が刺激されるオイラだぜぃ!!
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